道玄坂の家

渋谷駅からすぐの都会の真ん中に建つ住宅である。B1、1階はオフィス、2、3階を住宅として使用しており、この計画では寝室とバスルームを中心に改修をしている。3階寝室には水廻りを設け、ホテルのような動線計画とした。天井は建物の道路斜線の関係上、斜めになることが分かっていたため、ベッド廻りは天井を抑えることでこの部屋に斜めの天井とい効果的な特徴を持たせている。寝室の床は一部水廻りと同じ石貼りにすることで、水廻りとの境界を曖昧にし空間に余裕を生んでいる。テラスに面した窓は意図的に低く抑え、視覚的に横への広がりを強調している。

ウォークインクローゼットは壁面にも収納を設けている。上部ロフトにはご主人の書斎があり、クローゼット内の階段から上がることができる。

2階バスルームはバスタブとシャワールームを分けることにした。洗面スペースと浴室が一体となり、海外のホテルのようなオープンな空間となった。バスタブからシャワールーム廻りは大理石や磁器質タイル等、水に強い素材を使用する一方で、洗面スペースは砂漆喰の壁にウォールナットフローリングを使用し、開口部はシルバーの素材がガラス内に使われたガラスブロックとした。水廻りではあるが大きく光が差し込み、ゆったりと居心地のいい空間になっている。

 

I’m home no.95

I’m home no.57

Completion date 2011.04
Principal use Residence
Total floor area 138.92㎡
Location Tokyo,Shibuya
Structure RC structure
Structure design -
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