上社の家
2世帯住宅の親世帯の改修及び増築を行った。生活をしながら工事を進めるため、一期工事では玄関アプローチからダイニングキッチン、2期工事にて和室、寝室、増築部の水廻りの工事を行った。
施主は家具や面格子、照明器具やステンドグラス等たくさんの調度品を所有しており、それらの好きなものを存分に生かしたいという思いがあった。ほとんどが海外製で特徴のあるものが多く、また日本製と異なりサイズの大きなものが多かった。計画する上で最も重要視したのは、そういったものを自然に配置することだった。また、視線の先には光が差し込んでくるように計画した。手法としては調度品を象徴的に見せるのではなく、建築や空間の一部に溶け込むように配置した。また、使う素材は石や無垢材など自然素材を使うように心がけた。そして視線を外部まで抜くことで空間に余裕を持たせ、スケールの大きな家具等も圧迫感なく収めることができた。
結果として、自然で肩ひじ張らない居心地のいい住まいが出来上がった。
Completion date | : | 2016.10 |
Principal use | : | Residence |
Total floor area | : | 130.74㎡ |
Location | : | Aichi,nagoya |
Structure | : | RC structure |
Structure design | : | - |